
今回はつみたてNISAを始めるときに最も便利でかつ稼げる口座選びを解説していきます
前提としてつみたてNISAは1人1口座しか持つことができません。しかも1度始めてしまったら1年間は口座変更できないのです。だからこそここは一番賢い選択をしましょう。
読者に無駄な時間を割いて欲しくないのであえて結論をタイトルに書きました。私自信は、実際に楽天証券で口座を開設しつみたてNISAを運用しています。
ここから詳しくいきます。お付き合いください。
タップできる目次
【どこで口座開設すればいいの】銀行・総合証券証券・ネット証券を徹底比較
ネット証券のメリット
①選べる投資信託が多い
②最低積立金額が100円からと自由度高い
③積立頻度も毎日・毎週・毎月と自分で選択可
④ネット証券のほうがポイントサービスが優れている
⑤株式取引にも対応
銀行のデメリット
①選べる投資信託が少ない
②最低積立金額に制限あり(1000円からなど)
③積立頻度に制限あり
④ポイントサービスが弱い
⑤株式取引に対応していない
まとめるとこんな感じです。それぞれ詳しく説明していきます。
①銀行は選べる投資信託が少ない【150本揃えているネット証券が最強】
2019年12月時点で金融庁が認めているつみたてNISAの商品は
つみたてNISAの商品【2019年12月時点】
・指定インデックス投資信託 148本
・アクティブ運用投資信託等 18本
・ETF 7本
引用:金融庁
の合計173本が存在しています。
そこで銀行、総合証券、ネット証券の代表格を例に取り、取り扱い商品数を比較してみました。
【銀行】つみたてNISA取り扱い商品数の比較
まずは銀行での比較です。
銀行 | ジャパンネット | イオン | スルガ | 三菱UFJ | ゆうちょ | りそな | みずほ |
取り扱い商品数 | 51 | 20 | 18 | 12 | 9 | 4 | 3 |
と下に紹介するネット証券に比較して取り扱い商品が少ないのが現状です。
【総合証券会社】つみたてNISA取り扱い商品数の比較
続いて総合証券会社の比較です。
総合証券会社 | 野村証券 | 大和証券 | みずほ証券 | SMBC日興証券 | 三菱UFJ証券* |
取り扱い商品数 | 6 | 21 | 3 | 0 | 0 |
*三菱UFJモルガン・スタンレー証券
総合証券会社はつみたてNISAにあまり力をいれていないことがわかります。
【ネット証券】つみたてNISA取り扱い商品数の比較
大本命ネット証券会社の比較です。
ネット証券会社 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | カブドットコム証券 | マネックス証券 |
取り扱い商品数 | 153 | 152 | 149 | 150 | 149 |
一目瞭然ですね!ネット証券は圧倒的に取り扱い商品が多いです。
それだけ選択肢が多く自分の思うように資産運用ができるのです。

②銀行は最低つみたて金額に制限あり【100円からつみたてできるネット証券が最強】
銀行・総合証券会社・ネット証券の最低積立金額を比較しました。
銀行 | ジャパンネット | イオン | スルガ | 三菱UFJ | ゆうちょ |
500円 | 1000円 | 10000円 | 1000円 | 1000円 | |
総合証券会社 | 野村証券 | 大和証券 | みずほ証券 | SMBC日興証券 | 三菱UFJ証券 |
1000円 | 1000円 | 1000円 | つみたてNISA未実施 | ||
ネット証券 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | カブドットコム証券 | マネックス証券 |
100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |

③ネット証券は積立頻度を毎日から設定できる【そんなに気にしなくていい】
つみたてNISAのつみたて頻度は毎日・毎週・毎月とありますが、結論最終的なリターンに大きな差は見られません。
ただ、毎日積立が究極の時間分散投資になります。
わかりやすくいうと、安くなっていおる時を見計らって買うことができると言うことです。

これについてもSBI証券や楽天証券は毎日積立できるので問題なしです。ただ銀行の場合、月単位でしか積立できないなどの制約がある場合が多いです。
④ネット証券はポイントサービスが強い【楽天証券とSBI証券が特におすすめ】
選ぶ金融機関によっては投資信託の平均保有残高に応じてポイントが貰える場合もあります。特にSBI証券と楽天証券の2社が有名です。もちろん他の金融機関もポイントサービスを実施しているのですが、つみたてNISAの商品のような手数料の低いような投資信託は除外されているケースが多いです。
・SBI証券→積立残高に応じてSBIポイントが貯まる。投資先により還元率は様々。
・楽天証券→楽天クレジットカード決済で1%ポイント還元
年間上限の400,000円を積み立てると年間で4,000ポイントも楽天スーパーポイントを獲得できる。
クレジットカード決済なので積立代金の後払いができるのもメリット
こうしたポイント付与の優遇を受けると、つみたてNISAの運用コストを減らすことができます。
つみたてNISAの投資信託の信託報酬はだいたい年率0.5~1.0%ほどなのですが、これをポイントで相殺して安くできるのです。
このポイント制度は月単位ではあまり差はありません。しかしつみたてNISAは長期投資。少しの差が将来的に大きな差になるのです。
ココがポイント
ここで伝えたいのが「楽天証券が圧倒的に強い」と言うことだけです。
⑤ネット証券は株式取引にも対応している【つみたてNISAでは関係ない】
つみたてNISAは投資信託にしか投資できないのでこれは重要ではありません。
ただ、つみたてNISAをお考えのあなたは将来的には株式取引も利用しようかなとも考えていますよね。銀行は少ない投資信託しか扱ってないので株式取引を始めようと思ったら証券会社の口座を開設しないといけません。
ならいっそ、今のうちから証券会社で口座を開設してしまいましょう。

ネット証券ならどこがいいの?【楽天証券とSBI証券の2強だがやや楽天証券がリード】
ここまででネット証券で口座を開設すべきということをくどいほどに説明してきました。
SBI証券・楽天証券・松井証券・カブドットコム証券・マネックス証券てたくさんあるけど、結局どれがいいの?
上で述べた内容を証券会社を比較しながら、解説していきます。
結論から言うと、ネット証券はどこも優れておりほぼ変わりません。ただ商品数や頻度、ポイントサービスに差があり、わずかな差で楽天証券が優勝です。
この6点で比較してみます。
①手数料
②投資信託の商品数
③最低積立金額
④積立頻度
⑤ポイントサービス
①つみたてNISAって手数料かかるの?【信託報酬だけかかる】
ネット証券では口座開設費や維持費はかかりません。
ただ投資信託で積立運用を行う際、信託報酬と言う運用・管理手数料が必要になります。
この信託報酬は購入したファンド(商品)を保有している間はずっと販売会社や運用会社へ支払われるものです。
信託報酬はファンドごとに設定されていて、だいたい年率0.5~1%です。選ぶネット証券によって同じファンドでも若干の差がある場合があります。
つみたてNISAで選べる投資信託はすべて購入手数料無料(ノーロード)商品になっているので、購入回数が増えても全く問題がありません。なので積立頻度の所でも書きましたが、積立頻度が毎日のほうがより選択肢が増えるのです。
②投資信託の商品数は多いの?【ネット証券ならどこでも充実】
上の【ネット証券】つみたてNISA取り扱い商品数の比較 の所でも書きましたが、
ネット証券の取り扱い商品数
SBI証券:153 楽天証券:152、松井証券:149 マネックス証券:149 カブドットコム証券:150
とどこも充実しています。ここでポイントになってくるのが優良なファンドをその証券会社が扱っているかです。安心してください。
この5つの証券会社はどこも私が自信をもってお勧めできるファンドを全て扱っています。
③最低積立金額に差はあるの?【ネット証券であれば差はない】
この5社であれば100円から積立可能となっており差はないです。
④積立頻度に差はあるの?【毎日積立ができる楽天・SBI・松井証券が良い】
こちらは大手5社の間でも差がありました。
投資信託は価格が変動するものです。タイミングが悪ければ高値で購入してしまったということもあり得ます。そんな時のために積み立て頻度がより細かいほうがこの高値購入のリスクを減らせるのです。
つまり毎日積立ができる楽天・SBI・松井証券がおすすめです。
⑤ポイントサービスはどこが一番いいの?【楽天証券がずば抜けている】
ネット証券の多くはどこも投資信託の毎月の平均残高に応じてポイントが還元される仕組みを整えています。
ただ還元率自体やシステムに差があり、実際に獲得できるポイントに大きな差が出てきます。
ネット証券 | ポイントサービス |
SBI証券 | 0~0.2%のように購入商品や保有残高に応じて還元率が変わりわかりにくい |
楽天証券 | 楽天クレジットカード決済によって1%還元 |
松井証券 | 保有残高に応じて年率0.1% |
マネックス証券 | 保有残高に応じて年率0.08% |
カブドットコム証券 | 100万円で1ポイント、3000万円以上で2倍 |
と様々ですが、重要なことは楽天証券の楽天クレジットカード決済によって1%還元が大きすぎると言うことです。

まとめ【楽天証券で口座を開設し、楽天クレジットカードで決済しよう】
ここまで述べたとおり、取り扱い商品数、最低積立金額、積立頻度、ポイントサービスどれをみても楽天証券は優れています。
ここまでくれば楽天証券でつみたてNISAを始めないてはありません。